100均+αで備える!防災リュックづくり

暮らし

災害に備えるための防災グッズ、セットでも売っているけれど、自分で作ってみました。

自分が本当に必要なものは何か、それを想像しながら備えるほうが、実際に災害にあったときにうろたえなくてすむかも!

夫のキャンプ経験をフル活用して、防災リュックに入れておくとよいものを100均、その他のお店を見て回り、そろえました。

この記事では、防災リュックに備えておいたほうが良いものは何か、100均でも十分揃えられるグッズは何か、100均では難しいと思うグッズは何か、がわかります

ぜひ参考に、防災リュックの中身を見直してみてください!

最低限必要なものリスト

今回作った防災リュックは、いわゆる「非常用持ち出し袋」です。

おおよそ3日を想定し、中身を考えました。

  • リュックサック
  • 食料関係(保存食、食器類)
  • 衛生用品(簡易トイレ、ティッシュ、ウエットティッシュ、マスク、生理用品、歯ブラシ)
  • 貴重品(現金、通帳、身分証明書のコピー)
  • 衣類(下着、タオル、着替え)
  • その他(救急セット、アルミブランケット、ラジオ、携帯、充電器、懐中電灯、耳栓、スリッパ、マルチツール、目かくし、マルチシート、雨具)

各項目、確かに必要だと思うものばかりではないかと。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

なお、「100均で十分揃えられるもの」「100均以外で揃えたほうがよさそうなもの」で分けて書いていきます。

100均で揃えられる防災グッズ

100均には便利なアイテムがそろっているので、活用しない手はありません。

100均で十分かな、と思うものを揃えた結果、「必須アイテム」より、「持っていると助かるもの」がメインになりました。

ウエットティッシュ

断水することもあり得るので、手や体をふくのに必須です。

体をふくと考えて、ノンアルコールタイプにしました。

でも、手指の消毒のことを考えると、アルコールタイプがあってもよいかも。

リュックに余裕があれば、両方あるといいですね。

耳栓

避難所は、意外と周りの音が気になるものです。

大きな避難所では仕切りがあることも多いですが、簡易的なものなので、防音は期待できません

また、公民館などの小さな避難所では、仕切り自体がないことも普通です。

慣れない環境の中、眠れない・落ち着かないことがストレスになるので、耳栓を備えておくと少しは落ち着くかもしれません。

救急セット

絆創膏、アルコール消毒綿、綿棒、包帯などです。

100均でもサイズや容量の種類が豊富なので、家族構成に合わせて買い足しやすいですよね。

最低限は持っておきたい!

スリッパ

避難する時はたいてい靴1足だと思われます。

私は公務員だったころ、避難所を開設するような災害に何度か遭遇しました。

それは、「大雨」による河川氾濫です。

足元びしょびしょ、靴を乾かすことを考えた時、替えの靴かスリッパがあると、安心ではないでしょうか。

災害は地震だけじゃないし、避難所も何が落ちてるかわからないので、素足は不安になります。

食器類

折りたたみ式のコップ、紙皿、割りばしなどを入れておきます。

保存食はすべてスプーン付き、お皿のいらないものを買ったけれど、念のために。

コップを折りたたみ式にすれば、かさばらないので問題なし!

マルチツール

これは夫のススメです。

ナイフ、缶切り、栓抜きなど、キャンプの際に使うものは、災害時にも使う可能性が高いのでは、ということで、防災リュックにも入れておくことにしました。

とはいえ、アウトドア用のマルチツールは結構なお値段です。

100均にも簡易的なものはあり、ナイフや缶切り程度ならそれで十分かなと思います。

100均以外で揃えるのがおすすめの防災グッズ

機能性などを重視すると、やはり100均以外で揃えたほうがよいものが多くなりそうですね。

いざという時、命にかかわる、と考えると、100均では心もとない気がします。

リュックサック

水を入れるため、結構重くなりますよね。

そのため、肩と腰でしっかり支えられる丈夫なリュックにしました。

意外とゴツイ感じでびっくりしましたが、キャンプや登山にも持っていけるようなタイプを選んだので、レインカバーがある、ポケットが多い、カラビナがつけられるなど、機能面が充実しています。

夫は80Lですが、160cmない私には80Lは大きいと思ったので、55Lにしました。

水、食料

水、食料ともに、賞味期限が長いことを重視します。

特に水は、防災備蓄用でないと長期保存ができない場合があるので、要確認

水はネットで、食料はアウトドアショップでそれぞれ調達しました。

携帯食料は味や種類も豊富なので迷ってしまいますね。

結局、夫と私のそれぞれが食べたいものを、それぞれのリュックに入れました。

簡易トイレ

100均にも置いてありますが、防臭面で少し不安が残ります。

大人数が集まる避難所では、臭いのトラブルも起きやすそうですよね。

防臭対策のある簡易トイレ、もしくは、防臭袋があるとよさそう!

ホイッスル&アルミブランケット

ホイッスルとアルミブランケットがセットになっているものを購入しました。

アルミブランケットは、安いものだと小さかったり、薄かったりするので、しっかりした素材、十分な大きさのものがよいですね。

いざ使ってみたら、全く防寒にならなかった、では困ります。

また、カシャカシャ音がしにくい、という点もポイントが高い!

避難所は、予想以上に音がします。

うるさくしないよう、配慮できるところは前もって準備しておきたいです。

ラジオ

ラジオ以外に、懐中電灯、モバイルバッテリー、充電方法が複数ある、などの機能性を重視しました。

ソーラーや手回しなど、電気がない時にも蓄電できる機能はマストですよね。

あわせて、サイズもコンパクトでリュックに入れてもそこまで重くないものが良いでしょう。

目隠しポンチョ

トイレや着替えの場所に困るかもしれません。

目隠しポンチョは一つあると安心ですね。

レインコート

両手が空くので、傘より断然レインコートです。

3COINSで購入。

最初は上下セットでズボンタイプのものを探していました。

しかし、こちらは身長171cmの夫が着ても、ふくらはぎ近くまでカバーできる大きさ!

ズボンタイプは着脱がめんどうかもしれないとも考え、このレインコートに決定。

防災用マルチシート

先ほどの目隠しポンチョのように、体にまとって使うこともでき、グランドシート、タープとしても使えるものです。

避難所までたどり着けない、屋根のある場所を確保できない、などの場合もあり得る!と思って買いました。

これも3COINSですが、値段は550円(税込)します。

しかし、サイズは約143cm×140cmなので、夫婦2人で余裕をもって座れます。

足を延ばして寝るには長さが足りないですが、場所の確保や雨をしのぐ程度なら、十分な大きさだと思います。

貴重品

いざという時に慌てないよう、事前に防災リュックに入れておけるものは入れましょう!

普段使うものは、家族の誰かが持ち出せるよう、場所を話し合っておくべきです。

現金

特に必要になるのは、小銭!

携帯電話が使えない可能性があるので、公衆電話で使える小銭を用意します。

濡れないようにジップ袋にまとめました。

身分証明書の写し

災害時に銀行からお金をおろすことも考えられます。

その際に必要なのが「通帳」と「印鑑」とされていますね。

しかし、災害時にはそれらを持ち出せなかった場合、身分証明書があればお金の引き出しができる可能性があります

日本銀行は、災害が起きた際に、金融機関に対して「災害時における金融上の特別措置」というものを出します。

重要なのは「預金者であることを確認できるか」ということ!

顔写真付きの身分証明書は、できるだけ肌身離さず持ち歩く、どちらかしか選べないなら、通帳や印鑑より身分証明書を優先して確保することなどが大事です。

「災害時における金融上の特別措置」には、身分証明書の写しでもお金を引き出せるか、そこまで詳しく記載されていませんが、被災者の被災状況を踏まえて対応するようにとの書き方なので、なにもないよりは、写しがあったほうが確率上がりそうですよね。

その他・家にあるもの

すでに家にあり、買い足さなかったものもあります。

このあたりは、おそらく多くのご家庭でも同じではないでしょうか。

衣類

どの季節に合わせるのか、とりあえず長袖、半袖の両方を入れておくべきでしょうか。

3日分となると、結構な量ですね。

その他、タオルと下着も入れると、リュックの4分の1は衣類になります。

生理用品

多い日昼用、普通の日用、夜用、各種を3日分まとめて入れます。

中身が見えない黒のポリ袋も一緒に入れましょう

マスク、ティッシュなど

マスクやティッシュは、普段から備蓄用に家に置いてあるものの一部をいれます。

町中で配られているものは、なんでも受け取ってしまうサガなので、ポケットティッシュには全く困りませんでした。

洗面用品

水がなくても使える、拭くタイプのクレンジング洗顔シートがあるので、それを入れておきます。

旅行用に買っているものですが、災害時にも活躍しそう。

着の身着のままで避難した際に、メイクしていると落としたいですもんね。

軍手

屋外で過ごすことや、がれきの撤去などの作業をする可能性があります。

軍手とビニールの手袋は、災害時になにかと使いそうです。

乾電池

防災ラジオ用に念のため入れておきます。

最終的に手動で電気をおこせますが、電池があれば一瞬ですからね。

チェックリストで確認しよう!

以上がオリジナル防災リュックの中身です!

さて、夫婦の妄想力は足りているのか、最後に答え合わせも兼ねて、国が推奨する防災リュックの中身リストと照らし合わせてみます。

首相官邸ホームページにあるものを参考にしました。

災害の「備え」チェックリスト
首相官邸HP 災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~より引用

ヘルメット、紐なしのズック靴、マッチ・ろうそく、カイロ、ペン・ノート、ハンドソープ、体温計などが足りないらしい。

このうち、家にあるのは、ペン・ノートくらいですね。

100均で買えそうなのは、マッチ・ろうそく、ハンドソープでしょうか。

またお店で吟味しなくては。

あとは、子供が生まれたら入れるものがまだ増えます。

年に一回、もしくは半年に一回は見直すべきでしょうね。

さいごに

家族構成や、住んでいる場所の違いなど、一概にこれで完璧!というものはないのかもしれません。

しかし、いざという時に慌てず行動できるかは、「自分に余裕があるか」でしょう。

あれもこれも持っていない、という状況になった時、人はパニックになります。

防災リュックの中身をぜひ把握して、より自分に合った内容にすることをおすすめします!

大災害はいつくるかわかりません。準備はしておきましょう!

コメント