2022年3月5日土曜日、ついに卒業検定の日を迎えました。長いようで短かったこの2か月弱。色々なことを学びました。危険やリスクはあるけれど・・・やっぱりバイクの運転って楽しいしワクワクします!
今日この日、卒業検定一発合格をもってお世話になった教員の方々に感謝の気持ちを表したいと思います!頑張ります!
卒業検定は泣いても笑っても一発勝負!!
卒業検定日の流れ
まずは卒業検定日の流れを確認します。
卒業検定がどれだけ早く終わっても卒業式は15:30~みたいです。他(普通車など)の検定も同日に行う兼ね合いみたいですね。バッチリ合格して至福のランチ→ブレイクタイムからの卒業式への流れ・・・。私の今日のプランはこれで決まりです!
受付
「卒業検定を受ける教習生は9:40~の事前説明の開始時間に間に合うように9:30までには受付を済ませるように」と、事前説明を受けていたので10分前行動タイプの私は余裕を持って受付を済ませました。
卒業検定は普通車の教習生も同日に受けるのですが、9:40~の事前説明は別々に行われるということでバイク教習生だけが集まる教室へ。数えたところ、今回は私を含めて13人が受けるようですね。
9:40~ 事前説明
まず最初に一人一人、名前と取得免許の確認が行われます。間違いを絶対に起こしてはならないからということでしょうか・・・。それとも以前手違いがあったのでしょうか・・・。そう思わせるほど丁寧な確認の仕方です。なお、この日の取得免許の内訳は・・・大型二輪6人・普通二輪4人・小型二輪1人・AT限定小型二輪2人でした。
確認が終わると次に卒業検定コースの発表・・・本日はAコースとのことです。何度も頭の中でシュミレーションしたのでAでもBでもどっちでも問題なしです!
コースが発表されると検定に関しての説明に入りました。まず点数ですが、100点満点から減点方式で点数が減っていき、最終的に70点以上残っていれば合格となるようです。
あとは一発不合格となってしまう項目の説明、減点となる項目(一部)の説明があり、検定コースの模範走行の映像を観ながら走るルートと注意点を確認します。例えば「乗車前には後方確認をしてから乗車してください」「乗車したら必ずミラーの調整をしてください。位置が合っててもさわらなければ減点の対象になります」とか「急制動を行ったら5秒ほど止まったままにしててください。充分なスピードが出ていなかったりブレーキのタイミングが早かったら減点したうえでやり直ししてもらいます。」などです。ちなみに急制動は一回目までの失敗は認められており、二回目で失敗したらアウト(不合格)になります。
検定中のコース間違いは減点にはならない・・・!?
卒業検定の説明で驚いたのは検定コースを間違えても減点の対象にはならないということでした。間違えた場合は途中で試験官に止められ、正しいルートを指示してもらえるそうです。但しコース間違い自体は減点になりませんが、コース復帰のための走行中も採点対象に入っているということで、減点を受けてしまう可能性が無駄に増えてしまうので良いことは何もありません。「コースを間違った」という動揺から間違った運転をしてしまうかもしれないですし、やっぱり正しいコースをパッと終わらせてしまうのが一番ですね。
一番起きてはならない事態・・・。それは一発不合格のミス・・・!
卒業検定中に最も気を付けなければならないのが何といっても一発不合格のミスです。いくつか項目があるのですが特に私が恐れているのが
・課題「一本橋」の入口から乗れなかったり、途中で落ちたら失格
・一時停止線で止まる時に線を踏んだら失格
の2点です。一本橋は技能教習で最初の方でこそ3回に1回は失敗していましたが、終わりのほうでは100%の成功率を誇っていました・・・が、絶対落ちてはならない卒業検定の緊張の中、いつもの力が発揮できるか不安があります。そしてうっかりやってしまいそうなのが一時停止線をタイヤで踏んでしまうミス・・・。前輪タイヤと停止線の距離感ってすごくわかりづらいんです💦 なので「一時停止線で止まる時は少し余分めに空けといてください」と教習中にアドバイスをもらっていたんですが、これも緊張でうっかりやっちゃいそうです・・・。
他の一発不合格のミスとしては、転倒、一時停止不停止などがありますが、それらはまぁよっぽど大丈夫でしょう!
ちなみに小型二輪の卒業検定に比べ、普通二輪、大型二輪では課題の数が多くなっています。
普通二輪ではスラローム(ジグザグに並べられたコーンを躱して進む課題)が追加され、大型二輪ではさらに波状路(梯子を地面に置いた形のような凸凹道をバイクからお尻を浮かせ直立した姿勢で通過する課題)が追加されます。より卒業検定の難易度が上がっているんですねぇ・・・大変だなぁ(他人事)
10:40~ 卒業検定開始
10:30ごろ事前説明が終わり、10:40~卒業検定開始となります。
ヘルメット・手袋などを持って指定された場所に待機していると先ほどの事前説明とは別の試験官が来て検定の流れの説明に入りました。流れはこのようになります。
卒業検定の流れ
13人の教習生それぞれに1~13の番号が書かれたゼッケンが渡され、[1~7]と[8~13]の2つのグループに分けられます。(人数が少ない日は1グループだけで行うらしいです)
1と8のゼッケンを付けた人が最初にスタートして以降1→2、8→9と順番に検定を行っていきます。
通常の技能教習も行っているのでプロテクターの数が限られ、1グループにつき2セットを使いまわしで行うとのことでした。
バイクの技能教習に加え、普通車教習も同じく行っているので、各教習車入り乱れている中を走っていくのは不安があります。きっと優先にすべきところを先にいってしまったりすると減点になるに違いありません・・・。
さらに憂鬱情報が・・・。試験官は校舎2階のモニター室から採点するらしく、目視とモニターでチェックするとのこと。・・・モニター? この時初めて知ったのですがコースの至る所にカメラが付いているらしく、細かいところまで見られるそうです。・・・恐ろしい。卒業検定は試験官が付いて回ってくるわけじゃないので少しくらいごまかしがきくんじゃないかと思ってました。・・・甘かった。
卒業検定開始!
11:00過ぎに最初の人がスタートしました。
技能教習中は自分の運転で精一杯だったので他の教習生の運転をじっくり見るのは初めてです。
・・・う、うまい。1番は大型、8番は普通二輪の人でしたが、どちらもうまいです!何といいますか・・・余裕があります。技能教習の時限数が小型二輪に比べて倍以上あるので経験が違う・・・ということもあるのでしょうが・・・さすがです。課題が1つや2つ多いところで全く問題になっていないようでした。
その後に続く人もみんな上手い・・・!これは13人全員合格かなぁ・・・。いいねぇ。
ずるいなぁ・・・(いいなぁ・・・)と思ったこと
完全に運ではあるんでしょうが、1つずるいなぁ・・・と言いますかいいなぁ・・・と思ったことがありました。
それは11:20~11:40の20分間は教習の休憩時間になるのでその時間内に卒業検定を行う人はすっからかんのコース内を自分のペースで走ることができる・・・という点です。
あぁ!私も今!今スタートできたら余裕を持って走れるのに・・・!と思いましたが、まだ走っているのは5番と10番あたりです。絶対回ってくるわけない・・・。
ついに私の順番が・・・。どきどき・・・
結局私の順番が回ってきたのは12:00少し前でした。教習車がびゅんびゅん走っています・・・。待ち時間が長くって途中緊張の糸が切れかかっていました。気持ちを入れ替えてスタートです!
いったるでぇーー!!
・・・・・・・・。・・・いきなり結果から言ってしまうとおおむね良好!絶対合格した自信がある走りができました。余裕過ぎてストーリー仕立てで実況するほどハラハラどきどきな展開はありませんでした(笑)
一本橋の緊張が半端なかったですが危なげなくクリアできました。一本橋の課題はただ落ちずにゴールすればいいだけじゃなく、「○秒以上かけてクリアしなさい」という基準があり、技能教習中はタイマーで秒数を確認しながら行えたのですが、卒業検定では自分の頭の中、感覚だけで行わなければなりません。・・・たぶん5秒以上はかかってる・・・。あんまり早すぎると大きく減点されてしまうそうですが、おそらく大丈夫でしょう!
ゴール地点に帰ってきて、エンジンを切り後方確認をしてから降りる・・・。サイドスタンドを立てて・・・バイクを安定させるためにハンドルを左に目一杯切る。そして1m後方まで離れて・・・手を挙げ試験官に終了を伝える。・・・これで終了です。「はい、お疲れさまでした」遠くから見ている試験官にメガホンで伝えられホッとして待機場所まで引き上げました。これにて私の卒業試験は終了です!
無事合格!
最後の人が走り終えてしばらくすると試験官が待機場所に来て合格発表がありました。「全員合格です!」
いやったぁぁぁ!
自信はありましたが、いざ合格を告げられるとやっぱりほっとするし嬉しさ100倍です!本当によかった・・・。
卒業式の説明があり、一旦解散になりました。よーし・・・美味しいもの食べにいくぞ!(中々いいお店がなく、某チェーン店のラーメンを食べました(笑))途中道に迷ったこともあり急いで自動車学校へ・・・。優雅に過ごすつもりがばたばた(笑)
15:30~ 卒業式
卒業式はあっさりしたものでした。卒業証明書が一人一人名前を呼ばれ取りに行くのはなんか卒業式っぽいですが、音楽は流れません(笑)普通車の教習生も入れて全部で30人くらいでしょうか。結構な人数での卒業式でした。
あとは運転免許試験場で併記手続きに行くときに窓口はどこに行けばいいか・・・とか、持物は何が必要か・・・とか、交付手数料として当日2,050円が必要・・・などの説明があり終わりました。
これで本当に終わりなんだなぁ・・・しみじみ。
2か月弱・・・お世話になりました!
併記手続き
明日は日曜日・・・。免許更新以外は平日にしか受付けていないとのことですぐに併記手続きに行けるよう週明けの月曜日に有休をもらっていました。ふふふ、すべては計画通りです!
月曜日、ルンルンで最寄りの運転免許試験場へ。書類関係は卒業式の時にもらった申請書類に日付などの簡単な必要事項を記入するだけ。あとは申請書類を丸々一式窓口に提出すれば次に向かうところを指示され、手続きが進んでいきます。
視力検査
まず最初に視力検査です。これが一番のネックでした・・・。実は私、ぎりぎり0.7に届くかどうかの視力・・・。ヘルメットを被るしメガネはなるべく掛けたくない。コンタクトも付けるの恐いし嫌だ・・・。なんとしてでも切り抜けねば・・・!
私がとった作戦はこうです。あくびをして目に涙を溜めた状態で挑む・・・!目が潤うと視力ちょっと良くなりませんか?・・・わかる方います?
口をちょっと開け気味でキープ・・・。マスクしててよかった。たぶん相当なアホ顔になってます。口開けてるとあくびって出ませんか?・・・目の潤いで視力良くなるのも口開けてるとあくびでるのも共感してくれる人全然いないんですよね・・・。
「ふぁぁぁあああ」お目めが潤いを取り戻していきます。・・・うん、ちょっと視界がクリアになった感じがします。さぁてそれではいきますか・・・!
「右」「上?」「・・・右」「下・・・左?」いかん・・・全く手応えを感じない視力検査・・・、結果は・・・再検査でした。どうやら視力0.7ぎりぎりのラインっぽい・・・がくり。
視力再検査
再検査は別室でさらに詳しく調べられます。しかしこれは一応望みを繋いだと言えるのか・・・?次でなんとか突破すれば大丈夫なのかな?口を開け涙を溜めこむ私・・・。いざリベンジです!
落ち着け私・・・。よーく見ればわかるはずだ・・・。「上」「右」「・・・えー・・・左?」「・・・左」
・・・・・「ぎりぎりですね。今回は良いですが、安全のためにできたらメガネをかけるように心掛けてください」
よかったぁぁ・・・。危なかった。でも確かに・・・。安全のためにはそりゃメガネをするべきですよね。気を付けます・・・。
交付手数料を支払い写真撮影へ
交付手数料として2,050円かかります。手続きに行く際はうっかり忘れないようにしましょう。支払い窓口で支払うと収入証紙へと形が変わって申請書にぺたぺた貼られます。それをもって写真撮影場所まで行きます。
精一杯きりっとした顔をキープして・・・と。「はい、撮りますよー」「はい!」・・・「パシャ」
写真撮影の後、しばらく待っていると名前が呼ばれ、旧免許証と引き換えに新しい免許証が手渡されます。もう少しで免許更新が控えていたんですが、更新期間が新しく延びてます。次はまた5年後です。ラッキー!
・・・しかし、免許証の写真ってなんでこんなにブサイクに映るんでしょうね・・・。全然いい感じに撮れてない・・・。元々ブサイクなのが2割増しでブサイクに・・・(笑)
免許証 併記手続き完了!
何はともあれ、併記手続きが無事完了しました!あとはハンターカブの納車を待つのみです!
あぁ早く来ないかなぁハンターカブ・・・。楽しみです!
帰りにホンダドリームへ・・・。
帰りの足でそのままホンダドリームに寄りました。早くて4月納車って言ってたのでもしかしたら何か情報があるかもしれません・・・!
「恐らく4月に入ったあたりで入って来るんじゃないかと思うですけどねぇ」「え、まじですか!?」
まだ何も情報がないことも覚悟していただけにこれは嬉しい!楽しみだなぁ・・・。
「よろしくお願いします!!」営業の槙原さん(仮名)に挨拶をし、心はルンルン、足取りはスマートに、(たぶん隠しきれてないと思いますが)お店を出て帰路につきました。
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