バイク初心者、ハンターカブを買う。⑥

バイク

AT限定小型二輪免許の取得を目指して自動車学校通い中です。

教習は一段階目を突破し後半の二段階目に入りました。自動車免許を持ってるので学科は1限のみ、そして技能教習は5限を残すのみです。

この記事では二段階目突破までを書いていきます。二段階目突破後は卒業検定と免許証の併記手続きを終えて全て完了となります。もう終わりも間近・・・!早いところ免許を取得して納車待ちのハンターカブちゃんを迎える万全の準備をしておきたい!頑張ります!

こちらは前回の記事になります。

AT限定小型二輪 教習の流れ 二段階 1限目

二段階目 最初の技能教習はシュミレーターでした。

一段階目のシュミレーター教習の時は教員と1対1(たまたま?)でしたが、今回は教習生が3人対教員1人で行われました。

教習内容としてはまず基本的な道路交通法の確認からで、シュミレーターは使わずにホワイトボードを使用して行われました。

この日の教習生は3人とも普通免許を取得済でしたので知っていて当然・・・という内容も道路交通法に則った表現で答えないといけないとなると「あれどういう風やったっけ・・・」と軽い混乱状態です。(他の2人も同じ気持ちだったのは反応と受け答えを見ていても明らかでした。)

例えば信号機。「「青」「黄」「赤」ありますが、それぞれの意味を答えてください」と問題を出され教習生それぞれ一つずつ答えることに・・・。

教習生A「青」は進め。 教習生B「黄」は止まれそうなら止まれ。 私「赤」は止まれ。と答えました。

しかし道路交通法の表現では・・・
「青」は進むことができる
「黄」は停止線を越えて進んではいけない。ただし安全に停止することができない場合はそのまま進むことができる
「赤」は停止線を越えて進んではいけない。
・・・となります。へぇ~・・・言われてみればそんな感じの意味だったかも・・・。

このように普段何気なく運転しているが道路交通法ではどのようになっているか?という質疑応答(右左折時のルールがほとんど)が3問くらいありました。わかっていたようで忘れていた、ハッとさせられる時間で大変興味深かったです。

次に第二段階目の技能教習から始まる二輪車「外」コースの説明がありました。シュミレーターで使うモニターを使用して模範走行の映像を見ながら教えてもらえるのですごく分かりやすかったです。

「道路交通法に則った走行をしっかり行って走ってください」とのことで、・・・あ、だから最初に信号や右左折の道路交通法のことやったのね・・・と納得。この日は2限目の技能教習まで予約していたので「外」コースはばっちり頭に入れてきていましたが、道路交通法に則った運転となると気を付ける所がいくつもあることがわかりました。

ふと、この教習ではシュミレーター使わないんだ・・・と思っていたら最後に少しだけやりました。

道路交通法に則った運転が試される内容で右折時にいやーなタイミングで対向車が来たり、停車している車の脇を通る時にこれまたいやーなタイミングで対向車がきたり、左折時に横断歩道を渡ろうとする歩行者がいたり、と一段階目のシュミレーターの時とは違い注意するポイントがたくさんありました。

ちなみにこのシュミレーターは小型~大型まで行えるようにシートが脱着式になっており小型用と普通・大型用と分かれていました。あとMT時には左ブレーキがクラッチレバーに変わり備え付けのチェンジペダルを使って実物と同じように操作ができるみたいです。

AT限定小型二輪 教習の流れ 二段階 2限目

1限目のすぐあとに予約ができたので通しで2限目の教習に入りました。初の「外」コースになります。

予習に加えて1限目のシュミレーター教習の中でも説明があったのでバッチリ!自信に満ち溢れております。

定例の日常点検を終えたあと教員の方から「「外」コースは大丈夫ですか?」と聞かれたので当然、「大丈夫です!」と答えました。すると「じゃあ最初1人で「外」「内」交互に走っといてください」・・・え・・・!?いきなり1人ですか!?どうやら他の教習生を最初見ないといけないという事情があるらしい・・・。教員2人で6人ほどの教習生を一遍に見ないといけないので手が回らないのはお察ししますが、・・・緊張。

二輪車「外」コース

「内」コースでは他の教習生が運転するバイクにだけ気を付ければよかったのですが、「外」コースでは普通車も走っている為、より交通量は多くなります。

走るルートは8の字を描くように走るだけなので簡単そうに見えますが、課題として30㎞/h以上出して走らないといけない区間があったり、ウィンカーを出すタイミング、走行位置など割と細かく指定されます。

緊張の面持ちで単独スタートしましたが・・・ちゃんとできている気がします。自分の中ではシュミレーターの時に観た模範走行と同じように走れているつもりです。一段階目のときに走っていた「内」コースも問題なく走れてなんだか成長を感じて嬉しくなります。あぁバイクって楽しいな。MTだとさらに楽しいのかな・・・。そんなことを考えながら「外」と「内」コースを3セット走ったあたりで他の教習生を見終わった担当教員が私の元に。そこから教員指導による「外」コース走行に入りました。自信に満ち溢れている私。しかし悲しいかな・・・一朝一夕で得た自信と言うのは脆くも崩れ去る為にあるようです。だいぶ指摘されてしまいました。・・・めげずに頑張ろう(泣)・・・。

その後はまた、1人で「外」「内」コースを交互に走り、終了となりました。

AT限定小型二輪 教習の流れ 二段階 3限目

3限目も技能教習でしたが、2限目と同じような内容でした。「外」と「内」コースを走りながら、気になるポイントがあれば教えてもらう、という形でした。

終わる頃にはだいぶ形になっていたと思います。最後の教員からの講評でも「特に問題なさそうですね」とのお言葉をもらいました。

AT限定小型二輪 教習の流れ 二段階 4限目

4限目はシュミレーター教習でした。この教習では学科教習とセットになっている為、4限目だけ他の教習の2倍の時間編成になっています。学科教習の1限はどこでやるんだろうと思ってましたが・・・このタイミングだったんですね。

今回は危険予知に関しての教習がメインで、よくある危険予知に加えてバイク視点での危険予知だったり、教員の経験談などを聞いたりといった内容でした。その後シュミレーターを使用しての教習に入ったのですが、あらゆる危険が迫ってきてなんとか回避するのがやっとでした。

バイクは路上教習がないのでこういったシュミレーター教習はいい練習になりました。

教員からの言葉でハッとしたものがありました。「自分が交通ルールに則った運転をしていても相手が突っ込んでくれば事故は起きてしまいます。そうなったときに大けがに繋がったり、命の危険にさらされてしまう可能性が高いのがバイクです。事故を起こさない為に安全運転をすることももちろん大切ですが、危険を察知して事故が起こりそうな状況を未然に回避することが重要です」
バイクの楽しい面ばかり見ておりリスク面をあまり見てこなかった私・・・身に沁みました。気を付けよう・・・そしてプロテクター入りのウェアを着よう・・・。そう決意した教習でした。

後半は「2人乗り時の注意点」の15分程度の動画を視聴し、最後に卒業検定に関しての説明と卒業検定のコース確認をして終わりました。卒業検定はAコースとBコースの2種類があり、検定当日にどちらのコースになるか発表されるようです。しかも技能教習でAコースBコースを練習することはできないのでしっかり覚えておく必要があります。と言ってもルートが変わるだけで課題への進入方向など基本的な動きは同じなのでそこまで構える必要はありません。

教習も残るはあと1限のみ!終わりが見えてきました!

AT限定小型二輪 教習の流れ 二段階 5限目

5限目はとうとう教習ラストです。この日は二段階目のみきわめの日でもあり、ここで卒業検定に受かる見込みなし、と判断されれば落とされてしまう可能性があります。しかしこの頃には手応えをかなり感じており不安はありませんでした。

教習内容もほとんど1人で「外」「内」コースを走るだけで特に指摘されることもなく教習を終えました。「技量問題なし」という結果を伝えられ、卒業検定に関しての説明を受け終了です。

帰りに受付で受験料(卒業検定合格後に免許証の併記手続きをするための費用)1750円を支払い帰宅しました。卒業検定の日付や予約のルールは自動車学校ごとに違いがあるようですが、私の通っている自動車学校では毎週 火・木・土の9:40~行われており、教習のように予約の必要がなく、当日飛び込み参加OKとなっていました。予約なしで参加できるのはありがたい。よし、良い感じの手応えと感覚があるうちに終わらせよう・・・。2日後の土曜日にさっそく受けることにして自動車学校を後にしました。

番外編:技能教習中に行う体験教習

番外編として技能教習中にバイクの特性を理解するために行った体験を紹介します。

・必要な車間距離とブレーキをかけて完全に止まるまでの距離を体験
走行中のイメージ赤バイクが教員、青バイクが自分です

2車線を使って教員が右側車線前方、自車は左車線1m後方を走行します。(20~30㎞/hにて)途中でいきなり教員が急ブレーキをかけるので自分も合わせて急ブレーキをかけて止まります。

すぐ反応して急ブレーキをかけたつもりでも停止後の位置関係を見ると教員のバイクに半分以上被った位置で止まっていました。ほぼ真隣と言ってもいいかもしれません。仮に真後ろを走行していた場合完全に衝突していたことでしょう・・・。まぁ普段の走行で前車両と1mの距離まで詰めて走行することなんてありえないと思いますが、日常の運転では中々できない貴重な体験をさせていただきました。

回避体験

走行中に突然おきた危険事態に対して急に回避することがいかに難しいかを体験します。

30㎞/hで数十メートル先のポールに向かって直進し、ポールの向こう側に立っている教員が左右の手に持った旗を片側挙げるので、挙げた逆側方向にポールを避ける、ということをします。

旗はポール直前で挙げられるので一瞬で判断して回避しなくてはなりません。・・・しかも挙げた逆側って・・・。ちょっと頭で考えなければなりませんやん・・・。

スタートし30㎞/hまで加速する・・・!ポールまで20m・・・10m・・・まだ挙げない。・・・5m(パッ)挙げられたのは向かって右・・・ということは逆の左に避ける・・・!

緊張した~!!なんとか回避することができました。

人が危険を認識してから回避が終わるまでのプロセスとして

「危険を認識」→「判断」(ここまで約1秒)→「行動開始(ハンドルを切る)」→「バイクが回避方向へ動く」→「回避完了」(ここまで1.7秒)

とトータル1.7秒ほどかかるそうでバイクのスピードが速ければ速いほど急な回避が難しくなるそうです。

スピードの出し過ぎには注意しよう・・・。しみじみ

車体バランス制御は難しい体験

直径5mほどの円の中をできるだけ速い速度で回り続けます。教員が止めるまでエンドレスです・・・。

小さい円を外側にでないように制御しながら一定のスピードで走るのがこんな難しいのかと思いました。「転びそうになったら足をついていいので」と教員に言われましたが、なにくそっ!絶対に転ぶもんか!と必死になってやりました。何回か危ないときもありましたが・・・なんとかセーフ。

バイクが対向車側から近づいてくるときのスピード感体験

対向車の距離と近づいてくるスピード感、バイクは四輪車に比べて小さいので遠くにいると錯覚し、実際のスピードより遅く感じる・・・というのは聞いたことがあります。確かに普段の運転でも「そうかもしれない」と思う場面が何度もありました。

この体験では自車は交差点で右折しようと止まっている側(教員が運転、私は後ろに乗っています)、そこへ別の教員が乗ったバイクが対向車側で直進で向かってきます。その向かってくる速度を予想する・・・という体験と、30㎞/hで近づいてきたときにどこまでの距離だったらぎりぎり先に右折することが可能か?という判断をして実際に右折をする体験をしました。

まず速度の予想・・・。だいぶ遅いな・・・。「20キロくらいですか?」「いえ、今のは30キロです」

2回目・・・。少しスピード上がった?「30キロくらいですか?」「いえ、今のは40キロです」

1回目30キロなんだからそれ以上速くて30キロっていう答えはないだろうと後で思うのですが、その時はそう感じたんです💦。対向車の速度って普段の運転では知る術がないのでこれも貴重な体験になりました。

次は右折判断。1回目は普通に30㎞/hで直進してもらって右折が可能な位置を確認します。「ゔぉー!(バイクが通過してく音)」「(ふむ・・・)たぶんあのカラーコーンのあたりだったらぎりぎり右折が間に合うと思います」まぁあのくらいだったらぎりぎりいけるかな・・・というポイントを運転席にいる教員に伝えます。「では次直進してきたときに実際右折してみますね。」「はい!・・・(どきどき)」

「ゔぉー!(直進バイクが近づいてくる音)」ここだ!右折開始・・・「キィー!!!!」危うくぶつかるところでした・・・。いや、きっと教員同士全てわかった上で演じてくれていたのでしょう・・・。しかし・・・心臓に悪い・・・どきどき。

自分の認識の甘さがよくわかりました。・・・気を付けます。


このように技能教習の中で様々な体験を行います。

自分の運転技術の妄信や一瞬の判断ミスがすべてを壊してしまう可能性があることを肝に銘じ、今後の運転に活かしていきます。初心わすれるべからず、余裕を持ち、譲り合いの安全運転を。楽しいバイクライフを生涯送り続けるぞ!!

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